Tableau Desktop 9.3 新機能 / 小計、合計、総計の色表示を調整可能に、データウインドウ機能の充実
Tableau 9.3新機能紹介、当エントリでは『Tableau Desktop』の新機能、小計/合計/総計の色表示調整、"グループ"や"ビン"の作成がデータグリッドで操作出来る部分等についてご紹介したいと思います。
グループ/ビンをデータグリッドで作成可能に
1つめは『グループ』や『ビン』の作成がデータグリッド画面でも行えるようになった、というものです従来であればデータソース選択後の編集画面で以下の様に対象データを選択し、右クリックメニューからグループ化のウインドウを出す必要がありました。
Tableau Desktop9.3からは、データグリッド画面で以下の様にデータをプレビュー表示させた後、項目毎のメニューからグループを作成する事が可能となります。
ウインドウ表示後はこれまでのものと同じ操作で進められます。
『グループ』同様に『ビン』についても同様の操作で作成する事が可能になりました。
合計情報の色表示調整
次いでご紹介する機能は『合計情報の色表示調整』です。これは地味ながらも非常に嬉しい機能となっています。従来のバージョンであれば、以下の様なクロス集計表のヒートマップの場合、色表示が合計セル(小計、合計、総計)にも及んでしまっていました。しかし、本来知りたいデータが細かいディメンション毎の値(以下の場合であれば都道府県と製品カテゴリからなる売上の数値の大小)である場合、ヒートマップ表示機能があまり意味を成さない形となってしまいます。
Tableau 9.3からはこの部分の表示を調整する事が可能になりました。色の部分を構成しているカードを選択し、[色の編集]をクリック。
設定ウインドウに[合計を含める]という項目が新設されています。ここのチェックを外す事で合計関連部分の色表示を対象外とする事が出来るようになります。
以下の様にディメンションそれぞれの値に関する色表示がなされるようになり、違いが明確に分かるようになりました!
まとめ
以上、Tableau Desktop9.3における新機能2種類のご紹介でした。この辺りの機能を上手く活用して可視化作業を効率化させて行きたいですね。こちらからは以上です。